2002-1-10(木)

[商売繁盛&TOC導入の流れ]


今日は戎さん近所の堀川戎いってきました。昨年はおみくじが凶だったので、宵宮、本宮、残福と全部お参り、凶凶大吉でなんとか切り抜けましたが、今年はいきなり大吉。(^_^)
初詣は関羽を祭った所でしたがそれも上上。さい先のいいスタートです。

制約理論(TOC)のインプリメンテーションをよんでいます。TOC導入のコンサルタント MKウオッペル氏の導入手順書です。TOCを良く理解してからよまないと読めない難しい本ですが、相当詳細な部分に踏み込んで書かれており導入の参考になります。

第1章にこんなセリフがあります。

>チームがゲーム、ルール、スコアを知らないとすると、試合に勝てるわけがありません。会社の社員は、毎日出勤し、「お金を儲けよう」というゲームをプレーしています。不幸なことに、良くあることですが、会社の社員の多くが、会社として行っているゲームを知りません。したがって、彼らは「給料をもらおう」というゲームでプレーします。これは、全く別のゲームです。<

これは非常に大事な話であり、ほとんどの会社にありがちな話。
社員は自分の与えられた持ち場で一生懸命働きます。そして持ち場について評価されます。評価が良ければ給料が上がるという訳です。

しかし仕事は一人でやれる物ではありません。会社全員がチームとなって協働し顧客からお金をもらう事で成り立っています。

もし穴の開いた沈む船に乗っていればどうでしょう。
船員は、いつもの持ち場を今より一生懸命作業すれば沈没を防げるでしょうか。

船長は持ち場での作業をやめさせ、穴を塞ぐよう支持しなければなりません。迅速に配置転換を行い、穴が開いている箇所を中心にした対策を立てなければ船は沈みます。船が沈めば船長の責任です。

会社全体を見渡し問題をみつけ、会社の方針を変えるのは経営者の仕事なのです。

>>ある市場が、対応の悪い会社に支配されており、筆者がその市場を取りたいとした場合、著者がやらなければならないのは、ただ、その会社よりも、もっと対応が敏感で、はやく納品できるオーダーの実行プロセスを開発するだけです。高品質の製品、もっと先進的な製品、もしくは、安価な製品を必要とはしません。競争相手よりも、顧客を大切に扱えば、彼らは自分の物になります。<<

この言葉も経営とは何かを相当考えさせられます。

この本は経営のうんちくを並べた本ではありません。非常に具体的に何をすべきか書かれています。

他のTOC関連書物に書かれている事を付け加えてTOC導入のポイントをまとめてみます。


TOCプロジェクトの開始
・TOC活動の初めに2日間のプレゼンテーションを行う
・企業風土で「原価の低減」が主要な関心事であれば、その組織の中でTOCを完全に展開することは非常に困難になる。
・目標達成のためにやらなければならないことは、少なければ少ない方がいい。
・新しく作り出したい行動は、制約の活用を最大にし、他の物を全て制約の求めるものに従属させるという人の行動
・制約の90%の原因は会社の方針にある
・TOCプロジェクト開始を明確にするため社員全員にTシャツを配る(^_^)

TOC目標決定
・目標の評価尺度を決定し指示されるまで、改革を始めてはいけない(必ず潰される)
・業績測定尺度を職場に掲示すること
・制約を認識するために最初にオーダーの実行プロセスを図式化すること
・オーダーの実行プロセスの流れを追いかけると、変更すべきポイント(制約)がわかってくる

TOCシステム設計

・オーダーを納期通りに納品できるプロセスを確立する事が基礎。自社の納期遵守度を知らないとすると50%と想定すべき。
・監督者は特定の個々の物事が、なぜ行われているのかよく説明できない、TOCマネージャーは実際に現場に行き、自分で直接確かめる姿勢が肝要。
・ロットまとめに基づくルールをすべて取り除き、顧客の求める物以外は絶対生産しない
・仕掛品が制約資源の前か後かを把握する事
・新しく設計したシステムがプロジェクトの業績測定尺度にどれぐらい劇的なインパクトを与えるかが定かでないとすると、システム設計はまだ完了していない
・マネジメントが、導入方法に同意していない場合の頓挫原因は時間のかかる社員教育が多い
・詳細立案したTOC導入計画をマネジメントに支持してもらうには4時間のプレゼンが必要

TOCシステム計画作成

・計画は利用可能なキャパシティーの推定値を保守的にすること
・部門別業績測定尺度を掲示する
・製品設計は完全でなければならない、それが無理な場合はタイムバッファーを追加すること
・タイムバッファーを置く位置、仕掛品を置く物理的な区画を決定し目でみる管理を行う

TOCシステム実行

・顧客要求を明確化するためチェックリストを作る
・制約でない資源での「ジョブの先入れ先出し」の徹底が必要
・毎日15分管理者によるバッファー状況会議を行うこと
・標準リードタイム方針を作成・営業活動と共有する
・初めに制約をみつけたらすぐ投資してキャパシティーを増加させること。TOCの初期段階は90日間。

・初期段階を終えれば「制約」を「コアコンピタンス工程」に移動させ真の制約管理を始めること


制約理論(TOC)のインプリメンテーション MJウオッペル著


2002-1-9 (水)

[教育助成]

雇用能力開発機構のポリテクセンター関西でWEBDB開発セミナーに行ってきました。3日間POSTGESQL+PHPによるWEBDB開発講座です。こんな専門的なセミナーなかなかありませんし、なんといっても費用は1万円。めちゃくちゃ安い。
更に私の場合生涯能力開発給付金という助成金を受けるのでほとんど無料。

やっとかめだなも!!「ポリテクセンタ紹介」というHPに詳細にセンターの事かかれています。(退職後の活用方法が中心です)

今回のセミナーかなり具体的で即役立ちそうです。19人受講していますが、全員にPCが配賦され、WINからTELNETでPostgresの設定されたLinuxサーバーに接続して実際にSQL、PHPを書いて演習を行います。3800円の市販テキスト配賦で受講料1万円。
丁度新しく借りたa-lab.jpサーバーはPostgres使えますのでこんなありがたい講習はない。明日も楽しみです。

政府は何もしないと良く言われますが、色んな施策があり尋常じゃないぐらいのお金を掛けています。(中小企業対策の支出額は世界一です)特に教育関連は非常に充実しています。

これらはもちろん我々が払った雇用保険料や税金で運営されているわけですので、どんどんうまく活用しなければやってる方も悲しい。
暇なこの時期どんどん勉強しましょう、させましょう。

しかし、、生涯能力開発給付金は廃止、雇用能力開発機構は廃止又は民営化される事になってるわけですが、、、、、



2002-1-8 (火)

[リニューアル進捗]


年が明けてだんだん仕事モード。なんだか焦ってます。毎年1、2月は指名願で悲惨な状況になるのですが、今年は大阪府、枚方市、大阪府住宅管理センターの申請数の多い3カ所が11月に終わっているので少しは楽できそうです。

しかしaBUSINESS研究所関係の仕事が立て込んでいます。サイトリニューアルもMS-projectで計画建てるとサイト立ち上げは1/30までずれ込みそう。
特にaBUSINESS-strategyとしてコンテンツの再構成を急がないといけません。

1.オプション理論
2.複雑系スケジューリング
3.TOC bookreview
4.マネジメントからみたISO9000
5.TOC経審戦略

とまとめてHTML、プレゼンファイル、全文のPDFファイルを作っていく予定です。今まで書いたのを再構成するだけなのですが、これが以外と時間かかる。だらだら書くのと、きちんとまとめるのはほんと大きな違いがあります。

先ほどここに「はやいシリーズ」として書いてきた、複雑系スケジューリングを一太郎に整理。印刷してみると、A5版28ページ 12,727文字に渡っています。読み直してみると流れがバラバラで意味不明箇所かなり発見。手直し相当必要です。。

少し気合い入れて頑張らないと。

明日はPostgreSQLWEBデータベース構築の3日間セミナー。私がデータベース構築するつもりはないのですが、全体がどんな物なのか知るために行ってきます。ついていけるかかなり心配。。。


2002/1/7(月)


明けましておめでとうございます。今日は本年初出勤と共に私の誕生日31才になりました。若輩者ですが今年も宜しくお願いします。m(__)m

サイトリニューアル作業をしていますが、内容も色々さわらなければなりません。現在載せている経営コンテンツは有名どころの経営理論ばかりですが、今年はaBUSINESS-strategyとしていくつか中小建設業向にカスタマイズした自分なりの経営話をまとめていきたいと思っています。

[aBUSINESS-strategy]


strategyとして掲載する物は、企業の目的
「お金を儲ける事」の為になる話という事です。お金を儲けることを真摯に考えたいと思っています。


お金を儲けるための経営学・経営理論は色々ありますが、なかなかうまく利用できません。本に書いてあることはもっともだと思えても実際にはなかなか出来ません。

大きな原因は3つ考えられます。
1.他の戦略・仕事と矛盾してしまう(部分最適理論)

企業は一人で仕事している訳ではありません。営業の戦略、品質の戦略など色々な物が複合されて成果物を作り、顧客にお金を払ってもらいます。

最終的に顧客にお金をもらわないと儲かりませんが、チーム内の一人一人はそれぞれ与えられた個別の目的を持って仕事をします。

それぞれの人の仕事は目的が違いますので、自分の仕事、自分の部署のために一生懸命になればなるほど別の人の仕事と矛盾するというケースが多発します。

多数の人が関わるチームでは矛盾が発生すること自体は避けられません。
矛盾が存在することを前提とした経営を考えなければなりません。

2.中小企業なので人物金が足りなくなる(資源不足)

多くの経営理論は大企業向けに書かれています。しかし中小企業であろうが、一坪shopであろうが経営は必要です。
中小企業では人物金が不足しておりそれを解決することは出来ません。解決できたら大企業になっています。

資源不足を前提とした経営を考えなければなりません。

3.予期せぬ事がおこるので計画通り出来ない(不確実性)

多数の人とチームで行動を起こすには計画が必要になります。
しかし現実は、工程計画を厳密に立てても雨が降ってきて変更せざるを得なくなるといった事が頻繁におこります。そして雨を完全に予測することは不可能です。

不確実であることを前提とした経営を考えなければなりません。


3つの問題を感じています。aBUSINESS-strategyでは対処策としてそれぞれ以下の3つの視点で考えていきます。

1.矛盾対立の解消
企業目的(お金が儲かる)に対してチーム全体がまっすぐ向かっているか常に監視し、チーム内で起こる根本的な矛盾を発見、共有します。

2.資源の集中
人物金を集中させるべきポイントを発見し、仕事の流れをそのポイントに合わせるようにします。ポイントは○○工程とか○○さんといった物理的な目に見える物です。手順の基本は以下の通り

・TOCのボトルネックとよばれる最も弱い工程を探す
・ボトルネック強化を行い、ボトルネックでなくしてしまいます。
・ボトルネック工程をコアコンピタンス工程に移動させます
・コアコンピタンス工程を強化、他の工程をコアコンピタンス工程の能力に同期させる。



3.予備の管理

お金を儲けるためには、人と違う誰もやっていないことをしなければなりません。しかし誰もやっていないことが成功するかどうかは、タイムマシーンはありませんので予測できません。

失敗する、変更になるという事を初めから考えて行動する必要があります。これが「予備日の確保」「在庫の確保」といった物です。そして管理を集中するため予備を集中させます。

今年は、「矛盾解消」「資源集中」「予備管理」の3つのキーワードで様々な事を書いていきたいと思っています。


2001/12/27>>

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