開業率の低迷
作成日 2000/5/21
改訂日 2000/12/27
Ver.

日本の開業率は平成元年から長期的に低迷しており平成8年段階では3.8%まで下がっているそうです。
平成11年度中小企業白書によると、創業を希望する人は減少しているわけではなく特に20代後半23万人が創業を希望しているそうです(平成9年総務庁調査)が開業率は低下し続けています。

事業者側の人への「開業率低下の理由」アンケートによると順に、

1.失敗時の生活へのリスクが大きい
2.競争が激化している
3.創業の為の費用が上昇している

ベンチャーキャピタルなど支援者側が問題としてあげているのは

1.失敗時の生活へのリスクが大きい
2.サラリーマン志向が強い
3.経営能力の不透明性

米国と比較したベンチャー活動における問題点として支援者側が上げているのは

1.敗者復活の風土がない
2.起業家精神が低い
3.投資家への税制優遇制度が不十分

と行った所。「敗者復活の風土」というのは結局廃業した人を会社が雇わない、中途採用自体が少ないと行った日本の経営スタイルが原因。資金の問題は、エンゼルとよばれる個人投資家がいない事、それらの個人投資家が利益を得られる環境ではないという株式市場の問題でしょうか。日本とアメリカを比べて起業家精神といった精神面に問題があるのかどうかはよく分かりません。

昭和62年以降に開業した事業所は11年を経た平成9年には全事業所数の約4割、従業員数の2割、付加価値額の2割以上を占めるに至っており、創業が日本の経済に与える影響は大きなものだそうです。政府は創業環境の改善に色々な政策を立てています。

CALSにはバーチャルエンタープライズという思想がありますが、僕の理解では優秀な個々の人がプロジェクトにスムーズに参加できるよう標準化された市場を作るという事だと思っています。これは創業環境を改善するというテーマにも合致しますね。建設CALS/ECは公共工事に優秀な人がどんどん参加できる環境を作る。そのために色々な標準化を行っている。そんな所でしょうか。

| HOME | BACK | PAGE TOP |