アウトソーシング戦略的利用
作成日 2001/1/2
改訂日
Ver.1

慶応義塾大学教授 中島 洋 氏とNEC社長 西垣 浩司の新春対談 を読むとASP(Application Service Provider)というのはただのプロバイダーじゃないのですね。
ベンチャー企業を支援するような事業所サービス業の一面があるようです。僕は中小企業の活性化のためにはアウトソーシング市場の確立が重要だと思っていますので興味深く読ませていただきました。


施工部門:TQCによるカイゼン。生産工程の情報化による管理能力向上。施工の機械化情報化による施工データの整備分析。MRPからCIM〜TSCへ施工工程全体の最適化。

設計部門:CAD/CAMを使った効率化。技術データベース整備のよる情報共有による設計能力向上。

営業部:SFAと呼ばれるナレッジマネジメント技術を使った営業の近代化。マーケティング技術を駆使した市場分析。ワンツーワンマーケティングによるCSの向上。

経理部門:日時決算,キャシュフローベースの分析に基づいた情報収集、分析。迅速な経営者への情報伝達。経営計画立案支援。財務計画立案。

情報システム部:各部門の情報を迅速に共有するためのインフラ構築。経営戦略を実現するための情報化構想立案(保有する情報技術が経営戦略の幅を決める)

建設会社の各部門が行わなければならない戦略を思いつくまま上げてみました。これら以外にもやらなければならない戦略は沢山あるでしょう。
実際に運用するためにはかなりの社員教育が必要ですので賃金制度改革、人事考課制度改革など人事部の努力も必要になります。

では、中小企業の経営者はこれらをどう判断するべきでしょう。全部行うように従業員を喚起させるべきでしょうか。中小企業は普通決定的に人が足りません。上記のことを全部やろうとするとすごい数の従業員が必要です。全部出来たらそれは大企業です。中小企業の売上高では必要な人員を養う給与の源泉「付加価値」が全く足りません。

といってどれもやらないのは最悪です。何もしなければ普通の状態になるわけですが、これから先の建設会社の普通の状態とは「厳しい」です。

で僕が思うに中小企業の経営者のすべき重要なことは「やらない事」を見つける事ではないでしょうか。中小企業の人物金は限られています。どこかに集中して全てに賭けないと一つも出来ないかもしれません。やるべき事を徹底的にする。やめる事は徹底的に外注、アウトソーシングする。現実を考えるとそうとしか思えません。
ただし、こういった経営へ転換するにはアウトソーシング市場の確立が大きな鍵になると思います。

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