テーラーシステム
作成日 2001/2/24
改訂日
Ver.1


今回は経営学の祖にあたるFテーラーについて。
Fテーラーは、自身の工場の科学的管理を行いましたがその時「成りき管理」と「集団的サボタージュ」という重要な2つのテーマを発見しました。

「成り行き管理」とは、工場の班長は色々な仕事を与えられており、忙しすぎて成り行きで仕事している状態を言います。

テーラーはこれに対し班長の役割分担を決める「職能的職長制度」を取りました。つまり原価係、工程管理係、品質検査係といった具合に職能ごとに長を決め班長の負担を減らしていったのです。

「集団的サボタージュ」とは、現場の労働者は一生懸命仕事しても、しなくても給料変わるわけでもないので集団でさぼっている状態。テーラーはこれに対し「出来高払制度」を導入しました。出来高払制度を導入するためテーラーは、労働者の動作をストップウォッチで計測。標準的な作業量を科学的に決めて出来高払を行いました。

中小建設業では、さすがに集団的サボタージュは行われていないと思いますが、成り行き管理を行わざるを得ない現場監督は結構居るかもしれません。色々聞いているとゼネコンの現場監督さんは忙しすぎるような気がします。

Fテーラーは相当古い人で、Aトフラーのいう第2の波の典型的考え方を作り出した人です。その後テーラーシステムは色々な批判を受け問題点も沢山見つかり新しい第3の波の時代になりました。
しかし読んでみるとふーんと思うこと沢山あり参考になります。

テーラーはストップウォッチで人間を計測するというなんとも非人間的な感じを世間に与え色々な批判を受けたようです。
晩年テーラーは肺結核のため密閉部屋で一人寂しく自分の脈をストップウォッチで計測しながら亡くなったそうです。
しかし製造工場でテーラーの影響を受けていない所はゼロと言っていいでしょう。
 
| HOME | BACK | PAGE TOP |